「お金じゃない」「お金に興味ない」って言う人、本当にそう思ってる?
以前、こんな話を耳にしたことがあります。
ある女性がお金の悩みが解消できないんだそうです。
勉強をしたりスピリチュアルに頼ったり色々したんですが、最後はお金の問題に邪魔されるのだそうです。
そんな時にある人達に相談したんだそうです。
その人達が言うには「お金が欲しいって思うからダメなんです。お金は循環の象徴、欲しいなんて思う必要ありません」と教えられました。
その方は「そうかな?でもな・・・」って感じだったんだそうです。
そんなとき不幸にも視力を失ってしまいました。
リハビリなどをしている時に、施設で体の不自由な人達の話を見聞きしていたら「不自由にはなったけどこうして生きていられる」と感謝できるようになり、「お金」って考えなくなったんだそうです。
そうなってからはそれまでしていた自営の仕事も順調になっていあったそうなんですね。
困っていた時に相談した人達も「ほら、お金を手放せるようになったらうまくいこうとうになったでしょ」と言われたそうです。
確かに視力そのものをお金で取り戻すことはできません。
けれど──もしお金があれば?
ガイドヘルパーを雇ったり、最新のサポート機器を導入したり、できることの幅は広がります。
つまり「失ったもの」そのものは買えなくても、「そこからの生活の質」を上げることはできるんです。
そしてこの方は「身体障害者1級」という事で視力を失った大変さはありますが、障害者年金などの毎月の支給で少ないですが安定したお金を手に入れれるようにもなっています。
視力を失ったことは不幸ですが、「お金」に関してだけ言えばその安定的にお金は入ってくるって事で「お金、お金」って言う意識を手放せたんではないですかね?
結局は収入が安定したことが一番の理由ですよね。
だから私は思うんです。
「お金じゃない」という言葉は一見正しそうに聞こえるけれど、実際にはお金があるかないかで幸せの度合いは大きく変わる。
やっぱりお金って、幸せを支える大切な土台なんですよね。
もちろん、こう言う話にはどこまでもお金に囚われて、それが全てになってるのがダメって話でもあるとは思います。
「お金じゃない」と言う人ほど…実はお金に囚われている?
スピリチュアルや自己啓発の世界で、よくこんな言葉を耳にしませんか?
- 「お金はあの世に持っていけない」
- 「本当に大切なのは経験や体験」
たしかに「お金は手段でしかない」「幸せはお金では買えない」というのは正しいと思います。
でも現実を考えれば──やっぱり「お金がないと不幸になる」ことって多いんです。
だって、食べること・住む場所・子どもの教育・病気やケガの治療…どれもお金がなかったら難しいですよね。
幸せを感じるためには、最低限の安心や余裕が必要で、そのためにはお金は切り離せません。
そして不思議なのは、「お金に興味がない」と言う人に限って、ちゃんと仕事でお金を受け取っていること。
本当にお金が不要なら、どうして?と思いませんか。
本当にやりたいことには、お金がかかる
例えば「旅行に行きたい」「心からワクワクする体験をしたい」と思ったとき。
近くの山に行くだけならお金はあまりかからないかもしれません。
でも「北欧でオーロラを見たい」や「宇宙旅行をしたい」なら?
そこには現実的に大きなお金が必要です。
夢を叶えるには「子どもの心」=純粋な願いが大切。
でもその願いを現実にするには、行動と努力、そしてお金が必要。
空からお金が降ってくるわけじゃないんです。
「お金じゃない」と言う人は、本当に苦労を知らない?
これまで多くの人を見てきて感じるのは──
「お金なんて必要ない」と言う人の多くは、本当の意味でのお金の苦労を経験していないということ。
少し生活に困ったことはあっても、最終的には実家に帰れるとか、親や親戚に助けてもらえるとか…。
つまり、本当の“逃げ場のないお金の苦労”は経験していない人が多いんです。
だからこそ「お金は悪」とか「お金に興味ない」と言えるのかもしれません。
例えば、どんなにお金がなくても「宇宙旅行」を純粋に子供のように思えるならそれは叶うかもしれません。
でも、それは純粋ではありますが頭はあまり良くありませんしそこまで良い意味でのバカにはなれません。
ほとんどの人はそんな純粋培養で生きていかれるほど恵まれた環境ではないんです。
それを「お金のことなんか気にしたこともない」と言うなら、お金という面での親ガチャに大成功を引いた人ですよ。
あれ?
やっぱり親がお金持ちって「お金」の話にたどり着きますね笑
「お金は人を助ける力になる」
僕の知り合いで、月収1,500万円を稼いでいた人がいました。
彼はよくこんなことを言っていました。
「人を助ける方法はいろいろあるけど、一番シンプルで確実なのはお金だよ」
実際に、彼は難病の友人に毎月50万円を送り、仲間や後輩に自己啓発セミナーの費用を出したりもしていました。
彼のおかげで、多くの人が学びやチャンスを得られたんです。
「お金じゃない」と言ってお金を出し渋る人より、
「お金は必要」と思ってしっかり稼ぎ、人に惜しみなく使える人の方が、よっぽど豊かで優しい。
いろいろみてて思うんですが「お金じゃない」っていう人ほど、普段からケチです。
人に奢ってあげるとか、どこかに出かけた時にお土産を買って来るとかってことをしません。
この「お金じゃない」ってセリフは、自分がお金を他人の為に使いたくな人がスピリチュアルにかこつけての「言い訳」のようにも聞こえるんです。
私はそう感じています。
結局、お金は「悪」でも「執着するもの」でもない
お金は「包丁」と同じ。
料理もできるし、人を傷つけることもできる。
使い方次第で良くも悪くもなるだけ。
「お金が」っていうの人間が決めてる価値観じゃないですかね。
かってに善と悪に決めつけているだけ。
この資本主義の社会で生きていく以上、お金は必要不可欠です。
それを無視して「お金じゃない」と言い切ってしまうのは、むしろ現実から目をそらしているように思えます。
まとめ
「お金じゃない」という言葉に違和感があるのは、あなただけじゃありません。
本当はみんな、お金がないと不安だし、お金があると安心できる。
だからこそ、お金を悪者にせず「自分や人を幸せにするためのツール」として使えばいいんです。
私は「お金なんて必要ない」と言う人を信用できません。
だって現実には、お金がないと体験できない幸せがたくさんあるから。
だから正直に言います。
「お金、欲しいです」笑。
そしてそのお金を、誰かの幸せや動物たちのために使いたい。
そう思っています。
コメント