僕のところに相談に来られる方の中には、鬱で悩んでいる人が本当に多いんです。
鬱だけでなく、他の精神的な症状を抱えている人も少なくありません。
症状の重さは人それぞれ。
家から出られない人もいれば、なんとか仕事には行けているけれど「本当は辞めたい」と感じている人もいます。
僕は医者ではないので医学的なことは言えません。
でも、多くの鬱の人に共通しているのは「心の声をうまく聞けなくなっている」ということです。
心が伝えている本当の声
人が生きる目的は「楽しむこと」だと僕は思います。
心はいつだって「もっと楽しもう」「自分らしく生きよう」と伝えてくれている。
でも、その声が聞こえなくなると、人は「正しい生き方」「こうあるべき」という他人の価値観に縛られてしまうんです。
「途中で辞めたらダメな人間」
「我慢して続けるのが立派」
そんな思い込みが、あなたを苦しめてしまいます。
鬱は「心からのメッセージ」
無理を続けると、心はトラブルを起こしてその場所から離れさせようとします。
人間関係の問題、仕事での不運、理不尽なトラブル…。
それでも頑張り続けてしまうと、今度は「体」を通してサインを送ってきます。
その一つが「鬱」という形なんです。
鬱は「あなたが本当にやりたいことに進むために立ち止まらせてくれるもの」。
だから「元の自分に戻らなきゃ」と焦る必要はありません。
劣等感はいらない
鬱になったからといって、あなたがダメな人間になったわけではありません。
むしろ、心が「本当にやりたいこと」に気づき始めた証拠なんです。
無難に人生を終える人もいます。
大きなトラブルもなく、鬱になることもなく。
でも、そういう人生の多くは「幸せだった」と心から言えないものかもしれません。
「ありがとう」という言葉は「難が有る」と書きます。
難があったからこそ、感謝が生まれる。
鬱という難しさに直面しているあなたは、それだけ幸せに近づいているんです。
サナギの時期
いまのあなたは「サナギ」になった状態です。
自由に動けていた芋虫の頃に戻りたいと思うかもしれません。
でも、サナギは蝶になるための準備期間。
芋虫に戻る必要はないんです。
あなたは必ず羽ばたける存在だから。
僕自身の体験
僕自身も、かつては苦しくて、辛くて、どうしようもない時期がありました。
あの頃は「幸せ」なんて想像すらできなかった。
でも、心の声に従って「やりたいことをやる」と決めた今、振り返ってはっきり言えます。
あの鬱の時期があったからこそ、いまの幸せがあるのだと。
だから、いま苦しんでいるあなたも大丈夫。
必ず蝶のように羽ばたける時がきます。
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