多くの人が「幸せになりたい」と願っています。しかし実際には、幸せを実感できないまま過ごしている人も少なくありません。
そんなとき、理想の自分に近づくために「すでにそれを実現している人」を参考にするのは非常に有効な方法です。
ただし一つ問題があります。それは、「本当にその人は幸せなのか?」ということ。
幸せは“見た目”では判断できない
金銭的な成功や華やかなライフスタイルは、表面的には魅力的に映りますが、幸せかどうかは別の話です。
- 収入が多くても心が満たされていない人
- 貧しくても穏やかな心で満たされている人
- 幼少期に恵まれなくても幸せな人生を歩む人
こういった例は少なくありません。
「収入」や「実績」と違い、「幸せ」は数値化できず、価値観も人それぞれ。だからこそ、外側から判断するのはとても難しいのです。
幸せそうに見えても、そうとは限らない
私自身、表向きには「幸せ」を語りながらも、内面では全くそうでない人を何人も見てきました。
この見極めができないと、その人を目標にしたり、アドバイスを受けたりすること自体がズレてしまいます。
幸せな人を見抜く「シンプルな基準」
私には、ひとつのはっきりとした基準があります。
それは――
**「他人に干渉するかどうか」**です。
干渉しない人は、自分を受け入れている
幸せな人は、他人に干渉しません。
逆に、心の中で不満や葛藤を抱えている人ほど、他人に口出ししたがります。
なぜなら、人は「自分にやっていることを他人にもする」からです。
つまり、自分自身を責めたり、制限したりしている人ほど、他人にも同じように干渉してしまうのです。
本当に幸せな人は「ありのままの自分」を受け入れている
本当の意味で幸せな人は、自分の欠点も弱さも含めて、ありのままを受け入れています。
この点については、以下の記事でも詳しく解説しています:
SNSで見える「干渉のかたち」
例えば、SNSの投稿に対して反論や否定をする人がいます。
もちろん、自分の意見を述べるのは自由です。しかし、わざわざ他人の投稿に対して否定を投げかけるのは「干渉」にすぎません。
こうした人たちは、「〜ねばならない」という思い込みを多く抱えており、それを他人にも押し付けようとします。
「認める」と「受け入れる」は違う
よく「自分を認めることが大事」と言われますが、実は「認める(認)」には「刃を心に突き立てる」という意味が込められています。
それは、「ありのままに受け入れる」こととは違います。
自分を無理に肯定しようとしたり、誰かの価値観に合わせようとしている限り、本当の意味での自己受容は起きません。
干渉の背景にある「自分への否定」
人に干渉したがる人は、自分に対しても干渉しています。
「こうあるべき」「こうでなければならない」という価値観に縛られているのです。
だからこそ、他人の価値観や生き方を受け入れられず、無意識にコントロールしようとしてしまいます。
幸せな人は他人もそのまま受け入れる
もちろん、どんなに幸せな人でも「合わないな」「苦手だな」と感じる人はいます。
ただし、その感情をそのまま認めつつ、相手を変えようとはしません。
他人に干渉しようとする人は、自分自身を「思い通りにしようとして思い通りになっていない人」でもあるのです。
表面的な成功より、他人への関わり方を見る
どれだけ成功していても、他人に干渉している人は、幸せとは言えません。
逆に、他人に干渉しない人は、心の安定と自己受容ができている人です。
幸せな人を見分けたいなら「干渉しているか」を見よう
幸せになりたいと思うなら、誰から学ぶか、誰を参考にするかが大切です。
他人に干渉していない人かどうか――
これが、私が考えるもっとも効果的な「見極めの基準」です。
まとめ
- 幸せは見た目では判断できない
- 自分を受け入れている人は他人にも干渉しない
- 干渉の裏には「自己否定」がある
- 他人に干渉していない人を見つけよう
それではこれで終わります。
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